チェスター・コパーポットの逆襲

映画、本、ざれごと、好きな事を好きなだけ。

そんな殺し屋レストラン 平山夢明著「ダイナー」を読んで

こんにちは。ショウタロウです。

 

ハンバーガー、ピザ、フライドチキン、フライドポテト。

そんな、体には悪いんだろうけど

一度食べ始めたら止められない

アメリカンな食事が大好きなあなたにお送りしたい作品。

 

「ダイナー」平山夢明 

 ポプラ社刊。

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ざっとストーリーを

 

超ヤバい仕事に手を出し

闇の世界に 売り飛ばされた女。

名前は、オオバカナコ。

 

その莫迦な女
売り飛ばされた先は

闇の料理人ボンベロが営む

とっても、まいう〜 な料理が出る食堂。


ただ、その食堂。

少し他と変わっていたのは 一流の殺し屋ばかりが集う
それは、それは、世界一危険な食堂だった。

 

その地獄の食堂で

ウエイトレスとして働く事になった

オオバカナコ。

不眠不休で、食事もろくに与えられないうえ
殺し屋相手の接客で

一歩間違えば、死ぬより辛い事が待ち受ける。

 

さぁ。オオバカナコ。

自分の運命を好きなだけ呪った後は
しなやか、かつパーフェクトに
ボロボロのタイトロープの上を渡り歩け!

 

感想、補足。

 

こんな非道いグルメ小説読んだ事ない・・・

 

雇い主ボンベロ

主人公オオバカナコへの仕打ちは

女だからといっても容赦は微塵もありません。
それとも

この場合女だから容赦がないのかも知れません・・・

 「嫌ならとっとと死ねばいい♪ 死んだら次を雇うだけ♪
だって売り飛ばされたお前は、ゴミ同然♪」

と、ボンベロの口からは軽快な鼻歌が聴こえてきそうです。

 

そして、お客の殺し屋たちは

「女、子供は殺らない..それがルールだ」
なんて映画レオンみたいな紳士的な事は申しません。

 

自らの狂った欲望の赴くまま生きている。
そんなのびのびした連中が、お客様です・・・

そんなつらすぎて、逆に死ぬことも思いつかない

オオバカナコの大莫迦な毎日。

 

しかし、生命は必ず道を見つけ出すものです。

「女を舐めるなよ・・・」
遂に、雇い主の弱点を見つけたオオバカナコの怒涛の反撃が始まる。

続きは是非、本作を読んでみて下さい。

 

本日も最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。

また次回もお付き合い下さいませ。