チェスター・コパーポットの逆襲

映画、本、ざれごと、好きな事を好きなだけ。

愛を下さい 映画「ジョーカー」を見て

殺人の罪を犯し

「死刑でいいです」と答えた

僕と同じ歳の死刑囚がいた。

 

彼は貧困と、暴力と、孤独

の中で育ち

16歳の時に母親を殺害する。

 

彼は、少年院の中で

はじめて自分を認めてくれて

言葉をくれる大人たちに出逢う。

 

彼の世界に、はじめて光が射し

彼は、何かを取り戻すかのように

力強く外の世界と繋がろうとした。

 

しかし、退院後

この再チャレンジ不可能社会では

多くの大人は、彼を受け入れてはくれなかった。

 

そして、彼は、また2人の命を奪う・・・

 

彼と僕の違いは、なんなのだろう?

きっと彼は僕であり、あなたなのだ。

 

薄れつつあった

そんな気持ちを思い出させてくれた作品。

 

映画「ジョーカー」

主演・ ホアキン・フェニックス

監督・トッド・フィリップス 2019年 アメリ

f:id:kikuchiyokun:20200201201824j:plain

 

ざっとストーリーを

 

AIが、全ての人々を幸せにしてくれる

時代はまだまだ先の

1981年の貧困層が溢れる街。

 

そこで

大道芸人アーサー・フレック

自らの精神病と闘いながら

老いた母の介護を行い、日々を送っていた。

 

そんなアーサーには、目標があった。

それは、マイクひとつで、観客の前に立ち

自ら考えたジョークで、笑いと喝采を浴びる事。

 

しかし・・・

病と、貧困と、孤独という大きなハンデを持つ

アーサーに、社会はチャンスを与える余裕はなかった・・・

 

そして、社会に

長い時間、傷つけられ続けたアーサー

ある者に変化していく・・・

 

本日も最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。

それでは、またこんど!