愛を下さい 映画「ジョーカー」を見て
殺人の罪を犯し
「死刑でいいです」と答えた
僕と同じ歳の死刑囚がいた。
彼は貧困と、暴力と、孤独
の中で育ち
16歳の時に母親を殺害する。
彼は、少年院の中で
はじめて自分を認めてくれて
言葉をくれる大人たちに出逢う。
彼の世界に、はじめて光が射し
彼は、何かを取り戻すかのように
力強く外の世界と繋がろうとした。
しかし、退院後
この再チャレンジ不可能社会では
多くの大人は、彼を受け入れてはくれなかった。
そして、彼は、また2人の命を奪う・・・
彼と僕の違いは、なんなのだろう?
きっと彼は僕であり、あなたなのだ。
薄れつつあった
そんな気持ちを思い出させてくれた作品。
映画「ジョーカー」
主演・ ホアキン・フェニックス
監督・トッド・フィリップス 2019年 アメリカ
ざっとストーリーを
AIが、全ての人々を幸せにしてくれる
時代はまだまだ先の
1981年の貧困層が溢れる街。
そこで
大道芸人のアーサー・フレックは
自らの精神病と闘いながら
老いた母の介護を行い、日々を送っていた。
そんなアーサーには、目標があった。
それは、マイクひとつで、観客の前に立ち
自ら考えたジョークで、笑いと喝采を浴びる事。
しかし・・・
病と、貧困と、孤独という大きなハンデを持つ
アーサーに、社会はチャンスを与える余裕はなかった・・・
そして、社会に
長い時間、傷つけられ続けたアーサーは
ある者に変化していく・・・
本日も最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。
それでは、またこんど!