チェスター・コパーポットの逆襲

映画、本、ざれごと、好きな事を好きなだけ。

fall in love 映画「チョコレートドーナツ 」を見て

こんにちは。ショウタロウです。

 

いやぁ。久方ぶりの更新です。

 

最近、映画も本も

面白い作品に出逢えなくて

ドーナツみたいに、心にぽっかり

穴が開いてしまっていました。

 

そして、やっと見つけたこの作品。

 

映画「チョコレートドーナツ」

主演・アラン・カミング  ギャレット・ディラハント 

アイザックレイヴァ

監督・トラヴィス・ファイン 2012年 アメリ

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ざっとストーリーを

 

ゲイのショーパブでパフォーマーとして

働くルディ

 

ある夜に、そのパブを訪れ

歌うルディに恋した検察官のポール

 

二人は、この出逢いに運命を感じ

交際を始める。

 

ある日、ルディは同じアパートに住む

ダウン症の少年マルコに出逢う。

 

マルコの母親は、薬物依存症で

マルコの生きる環境は酷いものだった。

 

遂に母親は逮捕され

マルコは、施設で保護される事になるが

マルコは、「家に帰る」と言い脱走を繰り返す。

 

出逢ったその日にマルコの瞳に恋していた事に

気付いたルディは、ポールを説得し

法廷で、マルコの親になる為に戦いを開始する。

 

1970年代のアメリカで

弱者たちが、力強く手を取り合い

奪われたものと、踏みにじられた尊厳を

取り戻そうと闘った愛の物語。 

 

感想。

 

鼻の奥が、ずっとツンと痛くて

見た後、ずっと頭の中に居座り続ける作品。

 

1979年。我らがアメリ

今よりもっと

マイノリティが迫害された時代を生きた

同じ魂を持つ仲間たちの話。

 

で、それから30年。

問題は、スクリーンのこちら側。

51番目でありながら

結局、キング牧師

ジョン・レノンも現れなかった

僕たちの国のポリシー。

 

この国では

レシンギュラリティ

最適化を果たした人は

月にハイタッチ出来るけど

大半の人は

友人にも恋人にも親にも成らず

12時間働くか

身体を売るか、万引きして暮らしてる。

 

そんな事など知り尽くしたはずの

この国の僕らの仲間ときたら

団結も闘争もしない

空洞のライフハックが好きなサバイバー。

 

仕事以外の事は

学ぼうともせず、黙り込み。

困り果てたサバイバー同士で

自己責任が大好きで

逃亡先のリバティーでは

排斥運動を繰り返す。

未来を築く

イデアは最早、検索結果はなし。

 

頼みは

老い続ける意思決定

24時間買える安価なスイーツ

スマホで見れるノンポリな美少女物語。

 

もう気付いてると思うけど

問題は、映画の終わり方じゃなくて

ちっとも物語にリンクしない

死ぬまで終わらない僕らの下手くそなパロディみたいな生き方。

 

そんな世界で!

では、またこんど!