チェスター・コパーポットの逆襲

映画、本、ざれごと、好きな事を好きなだけ。

読書

そんな殺し屋レストラン 平山夢明著「ダイナー」を読んで

こんにちは。ショウタロウです。 ハンバーガー、ピザ、フライドチキン、フライドポテト。 そんな、体には悪いんだろうけど 一度食べ始めたら止められない アメリカンな食事が大好きなあなたにお送りしたい作品。 「ダイナー」平山夢明著 ポプラ社刊。 ざっと…

鉄は熱いうちに喰え! 小松左京著 「日本アパッチ族」を読んで

こんにちは。ショウタロウです。 今回は、SF大好き!昭和大好き! でも、大阪がやっぱ好きやね~ん! とおっしゃるそこのあなたに 「日本アパッチ族」 小松左京著 角川春樹事務所刊 をご紹介。 ざっとストーリーを 終戦から15年。 1960年代の大阪。 失業した…

失意の足跡 ジャック・ケッチャム著「老人と犬 RED」を読んで

大切な家族を失う事は 人生で何よりも辛い経験かも知れません。 しかも その大切な家族を失った理由が 寿命、病気、事故などではなく 「他人にいたずらに、奪われた」 この最悪の理由だった 場合、あなたならどうしますか? 今回は、そんな誰もが 一度は、考…

徳一のパンセ 京極夏彦著「オジいサン」を読んで

こんにちは。ショウタロウです。 とある小説家が 「日本の映画界から老人が消えた・・・」 と嘆いておられました。 その小説家曰く 「たま~に、老人が出ていても、その老人は ちっとも老人老人してなくて 若々しく、ちょい悪で、昨今の若者なんかよりずっと…

死に向かって撃て!押井守著「ゾンビ日記」を読んで

こんにちは。ショウタロウです。 今回は、当ブログの大人気シリーズ 「これからゾンビの話をしよう」第2弾。 数あるゾンビ作品の中でも 異色の作品。 「ゾンビ日記」押井守著 角川春樹事務所刊 をご紹介。 ネタバレなしでざっとストーリーを ある日、その世…

天才かもしれない。ヨシタケ・シンスケ作「りんごかもしれない」を読んで

こんにちは。ショウタロウです。 僕には中学の頃 どうにも自分の部屋を片付けられない友人A君がいまして 本、漫画、ゲーム、ガンプラ、服、などが 彼の部屋には散乱していて そこに、決して人には、なつかない白猫(名前は、まだなかった) が機嫌悪く居座り…

死を片付ける。「特殊清掃」死体と向き合った男の20年間の記録。を読んで

こんにちは。ショウタロウです。 皆さんは「メメント・モリ」 という言葉をご存知ですか? その言葉の意味は 中世ヨーロッパで盛んに使われたラテン語で 「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」 「死を忘るなかれ」 現在よりも、死がもっと身近にあった…

「箱男」絵本版?ヨシタケ・シンスケ作「もうぬげない」を読んで

こんにちは。ショウタロウです。 子供の頃に、外で遊んでると いい感じのナットが落ちていて それを、指にはめてオシャレしていると それが、引っ張っても、水で濡らしても ぬけなくなってしまい 「うわ~・・・やば~・・・」と あぶら汗が止まらなくなって…

狂気のマインクラフト!?昭和の怪物作家。江戸川乱歩著「パノラマ島綺譚」を読んで。

こんにちは。ショウタロウです。 皆さんは、宝くじを買った事はありますか? 「あんなの当たらないよ~。お金の無駄だよ。」と 堅実な方ならきっとそうおっしゃるはず。 でも、そんな方でも 「もし宝くじで10億円当たったら・・・」 「すぐ仕事を辞めて、世…

ヨシタケ・シンスケ作 「それしか ないわけ ないでしょう」を読んで。

こんにちは。ショウタロウです。 今回は 先日、ふらっと本屋に立ち寄った時に見つけた。 なんだか 「おぬしただものではないな・・・」 なふんいきを かもしだしていた絵本。 「それしか ないわけ ないでしょう」 ヨシタケ・シンスケ作 白泉社刊 www.hakusen…

読書、乱れ歩き!昭和の怪物作家。江戸川乱歩著「人間椅子」を読んで。

こんにちは。ショウタロウです。 皆さん、昭和を代表する小説家。 江戸川乱歩をご存じですか? 本名 平井太郎(作風とは違い、なんと薄口な名前・・・) 一度聞いたら、忘れられない。 そのペンネーム江戸川乱歩は、推理小説の生みの親だと言われる エドガー…

「怪獣記」高野秀行著を読み、「UMAはいたんだ!父さんは嘘つきなんかじゃなかったんだ!」と叫んで。

こんにちは。ショウタロウです。 皆さんは、未確認生物。なんてものに興味がありますか? 俗に言う Unidentified Mysterious Animal (ユナイデンテファイド・ミステリアス・アニマル) の頭文字を取って「UMA」と言われる者たち。 日本では、河童、ツチノコ…

絵本作家・五味太郎さんが作った「大人の絵本」はめっちゃいいぞ。

こんにちは。僕です。 皆さん、絵本作家・五味太郎さんを知ってますか? 五味太郎の最近のいろいろ(公式ブログ) おそらく、誰もが子供の頃、 一度はそのいい感じの絵本を見たり、触ったり、嗅いだり、 落書きしたり、ときに、豪快に破ったりした事があるは…

大丈夫。スティーヴン・キングの本だよ。「死のロングウォーク」を読んで

スティーヴン・キング 「現代社会の闇や他者の不条理に由来する恐怖を描いたものを指す。」 モダンホラーというジャンルを確立させた。 アメリカの小説家。 1974年のデビューからず~っと 僕らの為に、わくわく怖~い小説を書き続けている。 御年、72歳の大…

「幸せも自給自足」20代で隠居した大原扁理さんの本を読んで

おぉ。早くもクリスマスカラー。 かなり無理すれば、唐辛子が、プレゼントを入れる靴下に見えなくもない。 若干、イヤミの靴下感はあるけど。 こんにちは。どうも僕です。 台風は、大変だけど、気温的には過ごしやすい季節が 訪れました。 一年で1番、秋が…

「コンビニ人間」を読んで、人間の存在ってなんだろう?と感じて。

写真は、夏まっさかりですが 読書の秋です。 僕は、 秋とか関係なく 年中、飽きもせず本を読んでいます。 小説、エッセイ、ノンフィクション。 あと、なんだか解らないけど難しそうで 読んだ後、インテリぶれる本。 など。 色々、読みます。 いわゆる、乱読…

話題の「レンタルなんもしない人」の本を読んで

「レンタルなんもしない人」とは何者だ? 『レンタルなんもしない人』というサービスをしています。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください。 1万円と国分寺駅からの交通費と…