チェスター・コパーポットの逆襲

映画、本、ざれごと、好きな事を好きなだけ。

ウォレスは激怒した。映画「ブレイブハート」を見て

こんにちは。ショウタロウです。

 

皆さんは

初夜権ご存知ですか?

簡単に説明致しますと、
主に中世のヨーロッパにおいて権力者が
統治する地域の新婚夫婦の初夜に
新郎(夫)よりも先に新婦(妻)
と性交することができたとする権利。

 

愛し合うふたりが、みんなに祝福され

無事、結婚式を終えるあたりで

その土地の領主が現れ

夫から妻を奪い、連れ去るわけです。


・・・無茶苦茶ですよね。そんな馬鹿なです。

でもこの初夜権実際行使されていたか?については
疑問視する声も多く

実は、結婚の際に課せられる税金を
庶民の間でブラックユーモア的に例えたもの。

という説があり

 

詰まり。「Money Or Love」

「結婚税を納めるのが嫌ならば

愛する妻を領主に納めよ」これです。

 

当然、納税でしょう。
・・・中には、妻と答える人もいるのでしょうか?(笑)

 

今回は、そんな初夜権が、戦いの火蓋を切る事になる物語。

 

映画「ブレイブハート」

1995年 監督・主演 メル・ギブソン 

 

f:id:kikuchiyokun:20191119151120j:plain

 をご紹介。

 

ネタバレなしで、ざっとストーリーを

 

13世紀末のスコットランド

英雄の息子「ウィリアム・ウォレス」
故郷の自然と平穏。
そして一人の女性、ミューロンを愛していた。

そんなある日ウォレスは、長老達から
イングランドの圧制と戦い
スコットランド独立運動を率いて欲しいと頼まれる。

しかし、ウォレス父と兄を戦で亡くした悲しさと
戦争の愚かさを知っていた為、願い出を断り続ける。

民族の自由より

今この瞬間の妻ミューロンとの幸せの方が
ウォレスとっては大切だった。

そう...イングランド兵にそのミューロンを奪われるまでは・・・

 

見て感じた事。

 

民族、政治、尊厳、死生観。

沢山の事を考えさせてくれる。

 

圧倒的な力に立ち向かった

英雄たちの勇ましくも悲しい物語。

 

そりゃあ。誰だって、いつだって

平和がいいに決まってます。

戦なんかしたくないです。

 

しかし、何十年にも渡って

自由を奪われ、愛する者を踏みにじられ

ささやかな幸せさえも持つことができない

虐げられ続けた人々の

怒りと、涙の入り混じった叫びは

誰にも止められないのです。

 

是非、皆様も本作を見て

忘れてしまっている

「奪われてはならないもの」を思い出して下さい。

 

本日も最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。

また次回もお付き合い下さいませ。