チェスター・コパーポットの逆襲

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大人達は、かく語りき 映画「おとなのけんか」を見て

こんにちは。ショウタロウです。

 

え~。

突然ですが、皆さんは

 

大人同士で何か問題が起きた場合

話し合い、討論、申し立てなど

ちゃんとした

大人らしいケンカが出来ていますか?

 

話し合いとか言っときながら

相手の話を聞こうとせず

一方的に屁理屈を重ねて

したり顔で「論破した」なんて言っちゃってませんか?

 

苦情と言いながら

絶対言い返せないであろう

店員さんへ理不尽なクレームをつけていませんか?

 

いやいやそれとも。

「ケンカは、口でするもんじゃない

げんこつで、するもんだ」なんてまさか思っていませんか?

 

あれほど、子供の頃に「自分が悪い時は素直に謝りなさい」

教えられたのに、自分が大人になれば、なるほど

自分が間違っていようが、いまいが

「謝ったら負け」「認めたら損」

「話し合いではなく、言い負かし合いだ」

 なんて事が、建設的な話し合いより

重きに置かれている気がします。

 

もちろん、気持ちは解ります。

家族や、仲間とならちょっとした話し合いで

折り合いをつける事が出来るような案件でも

赤の他人と・・・となると途端にお互い容赦がなくなり

折り合いをつける事

とても難しくなるし、そして、とても怖くなるものです。

 

だから、「大人のケンカ」

こちらの要求を飲まして早く終わらせたい

 そう詰まり。「大人のケンカ」は負けるわけにはいかないのです。

 

そんな僕らにフィリップ・マーロウは言います。

「強くなければ生きていけないが

優しくなければ生きている資格がない」

 

僕はこの言葉の

前半には納得して、

後半には、大賛成します。

古畑ショウタロウでした。

 

そして、本作の場合

大人達は、どんなケンカを披露してくれるのでしょうか?

 

映画おとなのけんか

 主演 クリストフ・ヴァルツ ケイト・ウィンスレット

   ジョディ・フォスター ジョン・C・ライリー

 2011年 ロマン・ポランスキー監督

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ネタバレなしで、ざっとストーリーを

 

大人達の話し合いは

穏やかなムードで始まった。

 

双方、言いたい事は沢山あったが
兎に角
まずは、誠実に謝罪して欲しい事
次に、原因と再発防止策。

 

それらを、お互いに認め合いながら
穏便に、平和的解決を見出す。

 

それが、おとなのけんか

 

それは

子供たちの模範になるべき
文化的で、洗練された対話。

 

そう。もちろん。
その対話を習得した
「おとな」にとっては
今回のそれは、簡単なトラブル。

 

その簡単なトラブルの内容
自分たちの子供が、喧嘩をして
片方の子が
前歯2本を折るケガをしただけ・・・。

 

さて、4人のおとなたち
うまくけんかを、やり遂げる事は出来るのか?

 

是非、皆様も本作をご覧になって

明日から素敵なケンカライフを送ってみて下さい。

 

本日も最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。

また次回もお付き合い下さいませ。