チェスター・コパーポットの逆襲

映画、本、ざれごと、好きな事を好きなだけ。

あなたが、あなたじゃなくなっても 映画「明日の記憶」を見て

こんにちは。ショウタロウです。

 

皆さんは、映画を見て泣くことはありますか?

 

レンタルショップに行くと

「はい。どうぞ、お泣きなさい」

泣ける映画なんてコーナーが

用意されている事も多いですが

 

僕の場合

泣くほど感動する事は、よくありますが

実際に、見ていて本当に涙が流れてきた映画

に出会えることは、なかなかありません。

 

でもそんな僕が、思わず泣いてしまい

それを見て茶化してくる恋人に

「泣いてないよ・・・泣いてないったら・・・

ただ、目にカナブンが入っただけ・・・」

 と、あわてて取り繕ってしまった作品がこちら。

 

映画明日の記憶

 主演 渡辺謙 樋口可南子

 2006年 堤 幸彦 監督

f:id:kikuchiyokun:20191115163651j:plain

 

ネタバレなしでざっとストーリーを

    

大手広告代理店で、チームを率い

バリバリ仕事をこなす

49歳の男、佐伯雅行。

 

佐伯は、何十年も家庭を顧みず

とにかく猛烈に働いた。

 

この国の多くの父親が
そうするように。

 

そうそれは、まるで
固い信仰のように。

 

そして、矢の様に過ぎる日々の中
佐伯は、突然、病魔に襲われる

病名は
「若年性アルツハイマー病」

 

佐伯は、仕事どころか
日々、当たり前に出来ていた
作業が、日に日に出来なくなっていく。

 

そして、病気になった夫を献身的に支える

妻・枝実子。

 

立ち止まらず、振り返らず
只、前だけを見て、何十年もひたすらに築き上げてきた
ものが、あっと言う間に、どんどん消えていく中

夫婦は、何をにして歩いていく事にしたのか?

 

 見て感じて事。

 切ない。切なすぎる・・・。

殿。もう、ご勘弁を・・・

 

俳優さんたちの演技も言うまでもなく

すべてが、切ない。

 

24時間、地上の星として輝き続け

突如、そのすべての光を失った男と

 

その男の父親としての自覚のなさを

嘆かず、強い母親として

娘を家庭を守り続けた女の

 

長い長いラブストーリー。

 

この作品で強く感じた言葉。

「ずっと、そばにいてくれてありがとう」

 

このセリフ。当たり前ですけど

ずっと、そばにいないと言えないんですよね・・・

 

でも、ずっとそばにいると言うのを忘れてしまうんですよね・・・

 

是非、皆様、本作をご覧になって

大切な何かを、あなたの明日の記憶にとどめてみて下さい。

 

本日も最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。

また、次回もお付き合い下さいませ。

 

大丈夫。当ブログは、あなたのずっとそばにいます。